8/7(月) 公開稽古③

三度目の公開稽古でした。
約10日間の執筆期間を経て前半の“善良な会議コメディ部分”が完成し、
読み合わせを行う予定でした。
『冨坂執筆中我々監視中』は好評のうちに終了しました。ありがとうございました。

 

●本日より高木健さん合流、山田健太郎さん復帰です。
ついに俳優陣が全員集合しました。

●この日は冨坂の指示で机をロの字に並べ、座る位置の指定がありました。
席は以下の通り。

 

Googleドキュメント上で確認出来ますが、こちらでも配役を発表しておきます。

◇配役◇
《まちづくりコンサルタント》
飯田・・・伊藤圭太
吉岡・・・熊谷有芳

《あかり町商店街振興組合・青年部》
美友紀・・・鹿島ゆきこ
孝夫・・・山田健太郎
関・・・高木健
北野・・・津和野諒
持田・・・前田友里子
小川・・・矢吹ジャンプ
智美・・・沈ゆうこ
笠原・・・淺越岳人

《アーティストインレジデンスの関係者》
橘・・・榎並夕起
牟田・・・甲田守

●台本配布
→30ページほど。前半部分の3分の1ほどの進行状況。予定より大幅に遅れています。
台本はこちらから読めます

●人物紹介
・この座組の実年齢の人々(30歳前後)が、商店街振興組合として集まるのは考えにくいため、「青年部」を設けた。
「青年部」…草案を作る場として設置された。
・人間関係をすっ飛ばして書いている。小山田夫妻の関係性は後で書く。
・北野と、飯田&小山田夫妻の年齢が近いと3人が幼馴染ということが際立たない。北野の年齢上げる?

●会議について
・どんなアーケードか?
…商店街振興組合の青年部の親世代が40年前に作ったアーケード。復興のシンボル。短い。
※「短い」という設定は使わないかも、とのこと。
・どんな会議か?
…商店街振興組合の青年部の部会。組合の本会議に提案するための草案づくりの場。

●さっそく台本読み合わせ
…出来上がってるところまでのざっくりタイム、28分40秒

●この後何が起きるか
・関が自ら語ることについて「漫画に描いてよ」と智美に押しつける
→「このオジサンたち嫌だから」と撤去派にまわる。
・美友紀が撤去派にまわる
→孝夫「その二人(飯田と美友紀)なんかあんの?」と関係を疑いだす。
→その流れで持田との不貞がバレる。
※現在、この会議の場に持田と付き合ってる男がいてほしい、とのこと。

●普通に稽古
・読み合わせの延長で稽古。時々、立って動いてみるシーンも。
・座り位置変える。
→現在笠原と智美のいる位置に飯田と吉岡。
・飯田の「ヤス」という名前を変えたい。3文字がいい。色んな案が出ましたが、いったんお持ち帰り。
・共謀者の方が帰られた後も、普通に稽古。

総じて、今日は本当に普通に稽古をした日でした。いかがだったでしょうか。

 

■出演者・スタッフの日誌■

 まずは「8/7までに、前半の普通の会議コメディ部分の台本をあげて来る」という公約を果たせず、申しわけありませんでした。公開執筆して見張られていたにもかかわらず不甲斐ないばかりです。
「商店街のアーケード撤去をめぐる会議コメディ」、普通に書くのムズかった…!
引き続きGoogleドキュメントで公開執筆しております。順次書き進めていくだけでなく、稽古毎に変貌していきますので、よろしければ見守って頂ければ幸いです。 

さて、読み合わせをしたら30分弱だったので、読み合わせ状態で座ったままですが返し稽古をしました。
想定していた伊藤圭太の配役がちゃんとハマって安心したのと、山田健太郎の細かな芝居がとても良かった(見るたびにガタイがデカくなっている気がするけど、とても細かい素敵な演技をするのです)のと、今回初参加な高木健の芸達者ぶり、そして予想以上にクレバーに効果から逆算して組み立てる作り方が収穫。
なんとなく早めに像が浮かんだから伊藤さんの飯田、鹿島さんの美友紀、山田君の孝夫の三人を中心に組み立ててみたけれど、この三人は手が合いますね。ただ作中のアーケードにまつわるポジション的に、放っておくとどんどん飯田(伊藤圭太)が主役になりすぎるきらいがあるので、そこは気をつけなければいけない。
総じて人物の配置と関係性は似合っていることが判明して安堵。やはりある程度意地悪な目線で、イジるつもりでキャスティングした方がハマると再確認。

ただ集まって読み合わせて思ったけれど、やはり皆若いですな、我々は。
商店街の「青年部」とはいえ、振る舞いがちょっと若くて自由な雰囲気を醸し出し過ぎているので、個々人として「商店街の人」感、「生活者」感を追求することが必要。キャラクターの年齢や立場を積極的に分散して配置しないといけないな、とも痛感。

こと台本の前半部分で言えば、モデルであり劇団代表作である『ナイゲン』より進行が早いし人間関係も面白いと思うのですが、ナイゲンを見るときの推進力である「高校生」のキラキラ感、ノスタルジーを誘う力には頼れないので、ただひたすらに上手く、楽しく進行することが求められる芝居ですね。

明日も稽古。動きつつ(と行ってもほとんど座って会議してますが)シーンを作っていきます。

数度の会議を踏まえようやく台本が(一部であるが)上がってきた。これを少ないと見るか多いと見るか、コップの半分の水を「半分しかない」と見るか「半分もある」と見るか。
ウチは基本「読み合わせ」という段を踏まないことが多いので(その時間がないことにも起因する)、実は座してテキストにあたるだけ、という今日のスタイルは少し新鮮であった。今回のような会議コメディならまだしも、ことファルス型シチュエーションコメディとなると動きを前提としたネタが多く、膝付き合わせても仕方がないシーンは多い。適当でも立って演った方が、話が早い。「半立ち稽古」とかいうやつだ。
テキストレベルでは初稿なのもあり、物語の「進行」でしかないシーンがまだまだ多い。「情報量」と「笑い」をどう足し算するか。ここからどんどん突き詰めなきゃな、と思いながら先ずは全体の構成である。
いかんね、台本を机で”読ん”でしまうとどうしたって「文芸助手」の視点になってしまう。だから今日のような稽古は、正直苦手なのである。稽古場では、あくまでプレイヤーでいたいのだけど。

ちなみに牟田が言っているコンセプトについてはテッド・チャンの『バビロンの塔』を読むと理解の助けになる(しかし理解する必要はない)。

本日は台本が30ページくらいあったので読みました。稽古もしました。キャストが全員揃っての本読みにわくわくにやにやして楽しかったなーと。なんだか中盤大人版のナイゲンみたいだなーと思うセリフがあったり、個性豊かだなーと思ったり!まだまだ台本は変わるし増えるしって感じですが、面白くするぞ!って気合入ったので頑張ります!個人的にも挑戦も含めた役回りになりそうなのでやったる!という気持ちです。 
今日は台本のあるがっつりした稽古でした!前半部分の完本……とはなりませんでしたね。ま、いつも通りいつも通り。美友紀(鹿島)が今のところ孝夫の妻(別れたい)ぐらいしかなくて会議に全く参加してないので、今後どう食い込んでくるのか楽しみです!!(早く書いてっ!!)
 台本が全然間に合ってないのは、ちくしょーだし申し訳ございませんだし単純に早く続きを読みたいから冨坂さん頑張って。しかし今日の読み合わせでは色んなものが生まれました。冨坂さんは当て書きが上手いです。今日合流の高木くんにも、二度目の出演となる山田くんにも伊藤さんにも、似合う台詞を書いてくるなぁと思いました。でもそれは冨坂さんの脚本によるものでもあるけど、もちろん3人それぞれの魅力あってこそ。読み合わせでこんなにワクワクするなんて。やっぱり新作は楽しい。そして、今回も膨大な台詞量の模様。そして言いづらい。がんばります。
 『その企画、共謀につき』8/7の公開稽古が終わりました。本日は役者の皆さん全員が参加することができました。そして本読みを行いました。それぞれの個性的なキャラクターが登場し声が複雑に絡まり合うその様はまさに螺旋、芝居は一気に平面から立体的へと移行、つまりは演劇のアクセレレーションです。
今日の公開稽古は会議でもネタ出しでもなく遂に読み合わせ!
共謀者の方は本当にいつもの稽古をお見せする日になってしまったのですがどうだったのでしょうか?少しでも雰囲気掴んでもらえたり楽しんでいただけたら幸いです。さてさて読み合わせはお馴染みのキャラクターの人もいればいつもと違うベクトルのキャラを演じる人もいたり、やっぱり役者ですから、このみんなで台詞を読む瞬間というのはいつもわくわくします、また台本は途中ですがこっからどうなっていくのかなー楽しみだ!とにもかくにも早く書いてくれい!
 思ってたより台本が来ててよかったですが、もっと増えるとよいなぁと心の底から思う。頼む。頑張れ、頑張ってくれ。俺もいろいろ頑張るからよお。いや、あんたが頑張ってないとは言わないよ。だからよお、もっと、もっと頑張ってくれ。俺ももっと、もっといろいろ頑張るからよお。具体的に何がとかは言わんけども俺も頑張る。今日の日誌は以上だ。
 本日は久しぶりの公開稽古で、待ちに待った脚本読み合わせ!でしたが、当初宣言していた分量には届かず。しかし、この一週間「冨坂執筆中我々監視中」を実施したお陰?で、ある程度読み合わせ出来るだけの本があったので、それはとっても良かったです!皆さんも監視にお付き合い頂き感謝です。脚本も読みながら共謀者さまからの笑い声も聞こえてきて、むふふ♡でした。個人的には持田の活躍の場が与えられることを期待しています。あと、沈ゆうこ演じる智美の描く落書きを毎回近くで見られるのが今から楽しみです。
 本日は公開稽古3回目ということで公約としては前半部分の台本をあげた上での読み合わせ予定でしたが、まぁそんなうまくはいきませんやね…。監視中の時点でわかってましたさ。ということで、出来ている部分の読み合わせ。やっぱ書かれてるとこは面白いんだよなぁ。
 個人的にはこの会議の意味自体をひっくり返す大ネタを隠してる役なので、みんなの話をどう聞いているかってのが難しい印象。なんでさっさと言っちゃわなかったんですかねぇ…。嫌なことを先送りにしてドツボにハマる…。ま、良くも悪くも見せ場があることを期待しよう
 今までで一番緊張した本読みだったかもしれない…公開だし…よく喋ってるし…終わったらぐったりしてました。知恵熱出そう…難しい…全然うまくいかん…行き当たりバッタリ…
ま、でもさっさと正解を出そうとするのもよくないかもしれませんね。
 私に合う3音の名前ってなんなんでしょう。
稽古初参加の高木です。そして今日はいきなりの公開稽古でした。たくさんしゃべりましたたくさん台詞をおぼえようと思います。明日もがんばります。
台本稽古がはじまりまして、ぐっ!っとはじまった感じがします。いきなりの公開稽古で緊張しまくりでしたが、それと同じぐらい楽しい時間でした。アガリスクの会議モノはやっぱりいいなー。
佐伯凛果(制作) 稽古が始まった。いつも思うのはアガリスクって稽古を何度見ても台詞を何回聞いても公演を見ても笑えるんですよね。1回目のひたすらに笑うのも好きだし、2回目以降のあの台詞がくるぞくるぞって感じがたまらない。にやにやしながらこれからも楽しみ。あー高木さん面白かった(小並感)
辻本直樹(空間設計) 久々の公開稽古は初の読み合わせでした。台本自体はオンラインで誰でもいつでも読めるとはいえ、印刷されたものを全員で読むのは今日が初めて。緊張感と期待感が漂う中、書かれた文字が人間の声を介して立体的になる瞬間です。早くもそれぞれの読み方に濃厚なキャラクターの片鱗が浮かんできました。共謀者の方々も、文字を追うのに集中する人、喋る役者と台本を交互に見る人、反応はさまざまです。
そしてやっぱり台本は全部書き上がっておらず……続きが気になるところで止まっています。引っ張り上手、ズルいなあ。
安藤達朗(音響) 今回が稽古初参加、いままでスタッフの自分よりもお客さまの方が参加しているという情けない状況になっておりましたが、SNSなどで稽古場の動向をチェックするのもなかなかイベント感があって楽しかったです。
 今日は既にできている台本をもとに稽古していましたが、個人的には某キュレーターでアートプロデューサーの一連の台詞の、絶妙にリアルなうさんくささが一番ウケました。この段階の台本ってまだ変わる可能性もあるのかもしれないですけど、残っててほしいなー
伏線回収ってどうやって作るんでしょうね。「この辺りの台詞はぶっちゃけ何言っててもいい」「だったらあとから伏線になりそうな台詞を入れられる!」という稽古場の会話はきっと回収されるのでしょうね、楽しみです

 

さて、ここで大事なお知らせが一つ。

試演会の日時が決定いたしました。

~その企画、共謀につき~
『そして怒濤の伏線回収』試演会
9月6日(水)19:00
場所:後日発表

チケットの発売日につきましても、あわせてお知らせしますのでもう少々お待ちくださいませ。
さて、次回の公開会議④は8月20日(日)18時より。
いよいよ最後の公開稽古となります。
これまでより時間も1時間長く、立ち稽古をバリバリ行う予定です。
興味のある方は、ぜひ共謀券をお求めくださいませ。
購入期間は8月31日まで。

その他チケットも絶賛発売中です。

明日は通常稽古。
今日配られた台本を稽古していく予定です。
日誌もまた更新します。

ではまた。