9/11(月) 最終稽古

●完本しました…!

●追加台本
・飯田が最終的なアーケード案を、3ページ分ほどしゃべり続ける。
・暗転を挟んでのエピローグ。どうやってハケるかが課題。→映像を出す?

●衣装・小道具つきの通し
・照明さん、音響さんにお見せしました。
・2時間ジャストでした。
・出来は良かったので、稽古不足の終盤の質を上げていくのが課題。役者はヒーヒー言いながら台詞を覚えます(主に伊藤さん)。

 

相変わらず冒頭シーンしか撮影できないのですが…
ちょっとだけ衣装のネタバレ!何名かは試演会から衣装が変更になっています。

 

新しく追加されたエピローグ。
何やら夫婦二人で話しています。

 

●通しの後は休憩をとって、フィードバック。

●返し稽古
・怒濤シーン
…楽しそうなことをやっているのに絵が変わらないのが勿体ない。→「みんな結構動いて。元の席にはいないように」
・エピローグ
…会議が終わった後の、飯田、美友紀、孝夫、3人のシーン。(ここで他の出演者は解放されましたので、稽古の様子はお届けできず…スミマセン!)

 

と、いうわけで、稽古の全日程が終了しました!

まずは稽古をやりきった皆さんのコメントからどうぞ。

 

 

■出演者・スタッフの日誌■

 最終稽古終了しました。
「最終」って言っても、実は今回劇場入りしてから舞台を使って稽古できる機会が多くて、丸一日稽古場のように使えるという贅沢な環境なんですが。まぁそれでも一応今日が最終稽古ですかね。怒濤部分を追記して、エンディングを差し替えたものを持って来て、ちょっと触れた後に通し稽古。
そりゃあ後半の差し替えたばかりの部分は危うい箇所が沢山あったのだけど、この芝居、面白いと思いますよ?マジで。
『ナイゲン』とか『時かけ』よりもドライでバカみたいな作品です。一番ヤバいところは試演会以降に書き直した部分でまだお客さんの前でやってないんだけど『そして怒濤の伏線回収』、勢いと笑いの量で言えばアガリスク作品で一番なんじゃないかと思います。球数と球速は絶対そう。当たるかどうかだけど。当たるように諸々調整して9/15から新宿シアター・ミラクルで待ってます。
企画性が先に来る作品だけど、物語っぽくなく見えるけど、前のより面白い代表作です。
 最終稽古。良い稽古だったと、そう思う。
哲学?思想?視点?
そういった、「この作品で観せるもの」へのコンセンサスを得るために、稽古はある。意思統一さえあれば、いくらでも自由になれる。「何をやっても良い状態」になるために「何をやっちゃいけないか」、そこへの理解。そのための思考と試行。
もちろん完成なんてしてないし(コメディは観客がいなければ未完成)、まだまだ工夫しなきゃいけない余地はあるのだが、今日の通しは気持良かった。なんだろう、こんなに変なコメディを”自然”に演れているのが不思議。融通無碍。
もちろんここまで積み上がった疲労はあるし、実際のところ演目的に耐久実験みたいな部分はあるんだけど(伊藤さん!)、そこまで含めてコメディだから。というか、どこまでも含めるのがコメディだから。
あとは小屋に潜って、どこまで化けるか、化かすか。バカスカ笑わせたい。
 完本!した!の!かな!わーーい!完本しました!本番まであと4日ある!すごい!この感覚はおかしいのかもしれませんが!そして通しました!伊藤さんが本当に血管切れそうで酸欠で倒れそうで心配です。でも楽しかった!だんだんドヤ顔とかが楽しくなってきてブルゾンちえみ要素をもっと取り込もうと思ってます。はい。でもその後の稽古で台詞が出てこなくて、小学生のような語彙力でしか説明できなくて、皆がジェスチャーで応援してくれたのにその後の展開がグダグダだったのでキャリアウーマンへの道はまだまだです。
 今日の山田情報!……最近のお気に入りLINEスタンプは「ネコノヒ」……ということで!今日が最終稽古でしたっ!!明日から劇場に!!うぉー!アガる!!
 通した。いやあ、この作品、おもしろいのでは?やってる人達だけなん?そんなことない?小屋入り前日にしてやっと完本したわけですが、みんな明るく稽古に取り組んでいる。セリフ覚えはそりゃ大変だけれど、続・怒濤パートでのみんなの目の輝きったらないですよ。追い詰められてる我々のこの状況と、伏線回収をキメていく登場人物たちがどこかリンクする。「切迫=楽しい」になっている。異常かもしれないけど、これが今のわたし達の正常です。
 稽古場での最後の稽古が終わりました。本日はようやく終わりが見えました。体力勝負のお芝居になりそうです。勢いのあまり役者陣が喉を潰さないか心配です。それほどの怒濤の終盤でございます。どうぞ最後までじっくりとご覧ください。
 完本した、ついに、ついに完本した。
長かった、新しく来た数ページでは伊藤さん演じる飯田が約3ページを殆ど一人で喋っていた、伊藤さんはよくバグる、しかしこの短期間にこの台詞量にこのスピード、バグらない方がおかしい、クライマックスでは数人バグり気味だった、疲れとかじゃなく己の限界を越えようとしている感じ、これ以上やると死ぬかもしれないけど「構わん!やれ!」っていう、ロボットアニメかエヴァの破みたいなテンションで行きたいですね。
 今日の飯休憩では通し稽古後に、モスバーガーのスパイシーダブルモスを購入。せっかくなのでテイクアウトして近場の公園へ。夕暮れの中、木のテーブルについてハンバーガーにかぶりつく。お金をたくさん使ったわけではないのになんとも贅沢な気分だ。そしてやっぱりモスは美味い。ダブルたる所以である二枚のパティとジューシーなミートソースのグッとくる旨味。それに加えて厚めの輪切りトマト、ふんだんに挟み込まれたハラペーニョの酸味と辛味がそれぞれ良いアクセントになっている。口の周りをちょいちょい汚しながら、包み紙から時折溢れそうになるミートソースをすする、この「モスバーガー食ってる感」がたまらない。そうして完食した頃、あたりはもう薄暗くなり始めていた。ぬるい空気と涼しい風、少し落ち着いた蝉の声に季節の終わりを感じた。夏が終わり、稽古場での最後の稽古が終わった。最後の稽古が終わって、飯休日誌が終わる。しかし句点を打った指はそこからまた跳躍する。明日は小屋入り、新たな日々の始まりだ。日誌が終わっても、飯休は終わらない。吸収は終わらない。これまでの稽古に、ごちそうさまでした。そしてこれから始まる本番に、いただきます。
 本日は全員衣装を着用してのスタッフさんへ見せるための通し稽古をお昼過ぎからしました。ようやくラストまでの台本も出来上がり、これで晴れて完本と相成りました!!通し後は飯休!鹿島氏、ネコさん、ゆきちゃんと4人でモスバーガーで束の間のブレイク!久しぶりのモスは美味しかったですが、私が一番好きだった山ぶどうジュースがなくなったのが未だに残念で仕方ありません。稽古場に帰ってきてから、家から持ってきた梨を丸かじり。そう、それは先日鳥取のおばあちゃん家から送られてきた私の大好きな20世紀梨です!こっちでは幸水ばかりが販売されているように感じますが、私は20世紀梨の方が断然好きです!皮ごと食べてもジューシーで甘酸っぱい感じ!そう、その酸っぱさが大事なんです!!!!
…あ、ヤバイ!!今日の日誌が稽古場日誌最後だと言うのにつわと一緒の食事日誌になってしまった!!!!えーっと、明日は遂に小屋入りです!気を引き締めて頑張るぞー!!
 本日は稽古場での最終稽古でございました。台本も一応完本。まぁまだ改訂されるかもということでしたが、それはもういつものことで、とにかく小屋入り前に完本してよかった。で、いきなりの通し。昨日今日来たところは台本片手ですが…。ほぼ2時間ジャストみたいですね。ということはここから時短のためのカットはないだろう。最適化での細かいカットとか、いけそうだからこのネタ復活~みたいのはあるかな?通しのあとは細かい返し稽古。当然稽古の浅い怒濤後半が中心。昨日は一歩ひいたとこから楽しんでたけど、今日はどんどんみんなの一体感があがってて一緒に盛り上がれないのがちと寂しくもあり。リアクションとポジション的に許される範囲でどこまで踏み込めるか。探ってこう。
と、いうことで今回で稽古報告日誌も最後ですかね。チェックしてくれていた皆様、ありがとうございました。本番をどうぞお楽しみに~ 
 最終稽古にしてようやく完結!小屋入りまでに出来てて良かった…しかし最後の最後にとんでもないの出てきた…!もしかしたら私は初めて喉から血を出すかもしれません。試演会で終盤の飯田の疲弊を楽しんで頂いた皆様、本番ではそれを越えた疲弊が見られることは間違いありません。
しかし初回の稽古段階では本当に漠然とした、企画なのか?みたいな感じだったものが、たった2ヶ月後の今こうして明確な作品として形となったことを思うと、なんだか魔法にかけられたような感じです。怒濤の伏線回収パートなんか正直本当にどういうことになるのかまったく想像つきませんでしたから!冨坂さんはとんでもないビジョナリーであると言わざるを得ません!
しかし、本当の完成は劇場で上演されてこそ!なので私は今から最後にドカンと増えた台詞覚えまーす。では、シアターミラクルでお会いしましょう!
 最後の日誌。
この言葉に胸を締め付けられる。卒業式の日のような。もう日誌ともお別れ。
でも湿っぽい終わり方はよそう。熊谷先生に笑顔でさよならしたいから。
 最後くらい稽古のことを書きたいな。書いてもいいのかな。今日は通しをした。楽しい劇だな。と改めて思ったんだ。山田くんがお辞儀をするたび、髪も一緒に直立のお辞儀をして、まるでヘーベルハウスのようだった。
 明日から小屋入り。だから稽古場ともお別れ。お客さんと一緒に、もっと楽しい劇にしたいものさ。さようなら、稽古場日誌。さようなら、熊谷先生。まっててね。シアターミラクル。
 小屋入り前の最終稽古!完本?しまして、通しをする事ができました。身体が灰になりそうでしたが、何とか原型をとどめラストへ。この作品、狂ってますが面白いです。バヤーヤー!

 

さあ、日付変わっていよいよ本日12日より新宿シアター・ミラクルに劇場入り。
アガリスクにとってはおなじみのこの劇場。
しかし本公演を行うのは2013年の『ナイゲン』以来、じつに4年ぶりです。

舞台は会議室、客席は三方囲み。
まさに4年前のあの光景とダブるわけですが、もうあの頃のアガリスクエンターテイメントではありません。

コメディ劇団としていかにコメディと距離をとるか。

『ナイゲン』や『時をかける稽古場』のような物語が主となるコメディを創作する傍ら、『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』や『笑の太字』のような“ポスト〇〇”作品も発表し、「批評する視点」の獲得を目指しました。

コメディを研鑽し続けた4年間の集大成。

今回も強力なゲストに加勢していただきました。

公演は9月15日から。
劇場でお待ちしています!

 

~その企画、共謀につき~
『そして怒濤の伏線回収』
9月15日(金)~9月24日(日)
新宿シアター・ミラクル

公演情報
チケット予約

※初日は完売寸前!

 

[編集後記]
ついに稽古日誌が終わった。やり遂げた。みんな、毎日コメントをありがとうございました。いの一番にみんなのコメントを読めるのは楽しかった。そして、お読みいただいた共謀者の皆様も、誠にありがとうございました。これで、少しでも共謀気分が味わえてれば幸いです。これにて創作日誌は終了となります。またどこかでお会いしましょう。否、劇場でお会いしましょう。ではまた。