7/4(火)公開稽古①

・キャスト、スタッフの自己紹介
・冨坂による公演概要の解説。
・現在、上演候補にあがっている3作品の紹介
・候補作の中からやりたい作品・やって欲しい作品に投票

出演者・スタッフ
(複数回答可)
共謀者
(一つだけ)
①『友達が死んだ(仮)』 3票 1票
②『信玄が死んだ(仮)』 8票 2票
③『パズルとか伏線とか(仮)』 8票 9票

・各作品を創作するにあたっての具体案についてディスカッション
→『信玄』やるなら具象表現や時代性を明確に切り捨てる
・『パズルとか伏線とか』について共謀者の声
→「パズル的な作品はネタバレしてない状態で見たい=今回の企画(稽古場公開、WEBでの発信)には向かないのではないか」
→「今回の企画において、ネタバレなど気にする必要はない」
※真逆の意見をいただきましたが、どちらにも納得の我々…
・パズル作品への疑問提示や批評はアガリスクがやるべきことではない⇒勘違いネタや伏線回収こそ我々が扱うべきネタ・・・etc.

・協議を経て、改めて投票

全員
(出演者・スタッフ・共謀者)
①『友達が死んだ(仮)』 1票
②『信玄が死んだ(仮)』 9票
③『パズルとか伏線とか(仮)』 17票

●7月20日(木)の公開稽古②までに演目を②『信玄~(仮)』と③『パズルとか~(仮)』から選び、20日にはタイトルを決める。

■出演者・スタッフの日誌■

本日の会議で残った候補2作品それぞれについて、私的視点でのメリットとデメリットを整理しておこう。
『信玄が死んだ』
【メリット】
・時代ものである(しかも武田家、さらにこの時期である)
・物語性が好み(父と子、天才と凡夫、諸行無常)
・シチュエーションコメディであり会議コメディであること(勝ち筋が見える)
・観せ方に工夫が必要(むしろココに関しては最近得意分野と自負)
【デメリット】
・時代ものであること(どうしたって前提知識のレベルデザインが必要)
・”物語”になる(そこを回避するのならこの設定の意味がない)
・シチュエーションコメディであり会議コメディであること(いつものパターンでしかない、スケールが小さい)
『パズルとか伏線とか』
【メリット】
・実験作であること、企画性
・表現として新たなメソッドが発見できそう(むしろ発見せねばならない)
・イメージ戦略に合致している(問題作、研究的視点、攻撃性)
【デメリット】
・実験作過ぎる、書くため笑わせるための”型”がはっきりしない(台本が難航するパターン)
・『七人/ワイフ』との差別化(手法が違えど、論調は同じでは?)
・「パズル」「伏線」「勘違いネタ」など、結局のところ”仮想敵”が判然としない(バズワードの定義が必要)
アガリスクのコメディは「システム」であるから、そのシステムが見えづらい『パズル~』のGOサインを出す、というのはなかなかに難しい。もちろん手持ちのアイディアだけで作品を作っていたら、すぐにそれは枯渇するし第一退屈だ。ただ、『信玄~』も「時代もの」という時点で既に充分な(もちろん比較すれば低いが)ハードルは設定されているのだから、観せ方・演出で何がしかの”新システム”は必要になるだろう。どちらにしろ得るものがあるならば、現時点でより「見えている」アイディアを評価するのが妥当であろう。
共謀会議1日目でした。どんな感じになるのかまったく想像がないままの参加でしたが、共謀者のみなさんの意見も聞くことができてよかった!純粋にいろんな方面からの意見が出て面白かった!
私は「信玄が死んだ(仮)」推しでしたが、今日の会議をうけて「パズルとか伏線とか」の伏線やら新たな切り口やらに魅力を感じてきています。ひっくり返るかもしれないしどれかになるかもしれないし、そのわくわくまだまだ楽しみたいと思います!
でも早く決めないと色々やばい!本番まであと72日!ひえー!!
 いやぁ、すんげぇ企画やってんな!って実感。我々だけだとわかんなかったり、思いつかなかったりする方向から共謀者の方々から意見がでて「なるほど!」となる。正直、もう少し聞きたい。

「面白いものを作りたい&面白いものを見たい」ことに対して貪欲な素敵な会議でした。

ビックリするくらい面白い時間でした。わたしたちも最初はこの公開稽古の正体がなんなのか分かっておらず、会場に入るみなさんに対して「いらっしゃいませ〜」とか言って「合ってんのかコレ?」とソワソワしてました。公開稽古の内容は、ベースは普段のアガリスクの会議と言った感じでしたが、共謀者の皆様からのご意見がスパッと入った瞬間、我々もまさに「ハッ!!!」としたのです。これは、普通の稽古場じゃ味わえないことですよ。だからここは異常な稽古場です。でも、今回だけは皆様に甘えてたっぷりご助力いただこうと思います!ちなみに個人の意見としてはやりたい演目は変わらずに②『武田信玄が死んだ』(仮)のままです。③のパズルが「パズルではなく我々が普段やっている勘違いネタに照準を合わせてレイヤー構造でネタ作りそのものみたいな劇にする」となって、かなり心が傾きました。でもやっぱり『信玄〜』やりたさのほうが勝っています。見せ方として抽象的な方法をとる演出はクリエイティブな脳みそをいっぱい使うし、衣装担当としてはやり甲斐MAXだなとワクワクします。
公開企画会議1回目が無事に終わりました。
率直な感想を申しますと想像を遥かに超えて面白かったです。
そして改めてアガリスクエンターテイメントの強みの一つは『会議』だなということに思い至りました。
話し合うことによって何が生まれよう。わかりあえないことがわかって溝が深まるばかりではないか。
私は建設的な意見をあまり言えなかったですし、言葉自体もほとんど発してはいないです。
聞いているだけかもしれないです。けれどなんでこんなに面白いんだろう。
私はやっぱり『会議』がすきなんだな。
 手探りの第一回、「パズルとか伏線とか観る人の裏をかく作品は創作過程を見せたらネタバレになるのでは?」「ネタバレしても面白い作品を作ってほしい」など、共謀者からの作り手からは絶対出ない発想や発言に目から鱗だったり背中を押されたり。結果どれもふわふわしていて掴み所のなかった3つの演目はみんなの意見が集結し「こうすればイケそう」という道筋が見えてきて2つに絞られたのであった。
それにしてもそもそこんなへんてこ企画に乗ってくださっただけでも感動なのに、共謀者の真剣で率直な意見に「アガリスクって愛されてるなあ」ってなんかとても嬉しくなりました、これからきっとたくさん助けられるのだ、ほんま甘えん坊企画やで
本日、公開稽古① 兼 顔合わせでした。
いつもの稽古のような感じで色々話せて楽しかったですが、もうちょっと共謀者の方々とやり取りが出来たら良かったなぁとも思うので、その点は反省ですね。
とはいえ、共謀者の方々からは、普段はお客さんである立場ならではのご意見もいただけて、なかなか実のある会議になったんじゃないかなと思います。
あとは意味のないボケで話の腰を折る回数を抑えることが出来て偉かったな俺と思います。次回もがんばります。
アガリスクエンターテイメントの新企画「その企画、共謀につき」
一体なにをやるんだ?!って感じの企画の稽古初日が終了しました!
三方囲みの会議室。正面にホワイトボード。
まさにナイゲンやんw
ただ、ナイゲンとは違うところはお客さんからの意見があるところ。
そう、今回はお客さんではなく、共謀者なんです。
こんな稽古場って中々ないですよね~。
そして我々、本当にガチで顔合わせでした。
一緒に戦ってくれる伊藤圭太さんと山田健太郎くん。今回は参加出来なかったけど、高木健さん。
3名の客演さんを迎えてヤバイ舞台を作ります!
あ、3人共下の名前Kですね!
あ、どうでもいいですね!w
あと、それに共謀者のみなさま+αを加えた大所帯で公演を打ちます!
今回の会議中も、共謀者の方からのご意見でめっちゃ考えさせられました。
私たちからは出ない意見に目からウロコですよ。こぉゆぅことなんですね、この企画は。
なんかおもしろくなってきました。
今回はあまり意見を聞く時間がありませんでしたが、次からはしっかり参考にさせていただきたいと思います!
次の会議ではタイトルが決まるはず!
早くしないと意外と時間がありません!!
中々ハードな企画ですが、とにかくヤバイ、おもしろい公演になるよう頑張りますっ!!!
続報を待たれよ…!!!
台風が近づくなかでの稽古初日。
公開稽古(てか会議)ということで
手探りな緊張感もありつつ
演目決まらなきゃなんも始まらんという焦りもありつつ
ある意味アガリスクらしい初日でしたかね。
共謀者の皆様にはどのように映ったのでしょうか。
ご意見を伺いつつも演目が何に決まるかは冨坂さん次第。
さぁどうなりますか
「我が家~」の時も思っていたが、みんな頭の回転が早い!考えている間にどんどん話が進んでいきました!
今日はずっと「パズル~」推しの気持ちでいたけれど、終わったら急速に「信玄~」がやりたい気がしてきた…演者視点だと、また気持ちも変わってきますね。
(欠席)
まったくどうなるかわからない状態から始まりましたが、まだまったくどうなるかわかりません(笑)
とりあえず公開企画会議は面白いなー。と。
いろんな意見が出ていましたが、やっぱり『信玄が死んだ(仮)』に興味があり、女性の役が難しい中で逆に女性に暴れてほしいと思いました。あと、やはりアガリスクの時代劇みたいです。
今回はこんなわけの分からない企画(しかも発表・発売してすぐの初回)に予想以上に多くのお客さんが参加してくれて嬉しかったのと、あとはシンプルに楽しかった。
なんせいい大人が大勢集まってコメディの企画を考えてるんだもの。そしてそういうことがやりたくて演劇をやっているんだよな、と再認識した。
収穫で言えば、③の『パズルとか伏線とか(仮)』について皆と語っているうちに(これを推すってより、全体像が見えなさすぎるが故に、共通認識を持つべく沢山話す必要があったのです)「パズル」と「伏線」が切り分けられて行き、もっと言うと(シチュエーションコメディによくある)(いわゆるアンジャッシュ的な)「勘違いネタ」をテーマにすればいいのでは?という建設的な意見が出たことがよかった。
あとは書いていただいたアンケートを読んだり、帰り道にTwitterで #その企画共謀につき を追ってみると、お客さんが各自でコメディについて分析をしているのが非常に嬉しかったし頼もしかった。と同時に「俺達はお客さんを焚き付けてどうしたいんだ(笑)」とも思った。
いやぁ、話し合うって楽しいし、コメディのこと話し合うって特に楽しいですね。
佐伯凛果(制作) いよいよ始まりましたね。なぜかわからないですがほっとしてます。いつもと変わらない雰囲気で進んで行くなかで我々の範疇になかったパンチが飛んで来るのが面白く、これ楽しいなと実感できたことが収穫だった気がします。ふと思ったのはわたしってお客様視点で一番見る立ち位置なんですよね。何か本番中にするわけじゃないし。だから意見的にはアガリスクならこれが観たい!というのが大きいしやはりわたしは揺るがず③推しです。まあとりあえずやっぱり頭おかしい企画ですよね笑
三濱徹也(音楽) 最後の議論で 3.勘違いネタレイヤー に心が傾きかけたけど、やはり 2.信玄 で曲を作ってみたい。ただ、3.勘違いネタレイヤー になっても、なんとなくの曲の考え方は頭の中で生まれた。
辻本直樹(空間設計) ついに始まってしまいました。公開稽古(観客参加型)とはいえリップサービス的なものがほぼ無い、切っ先鋭い本音と本音の鍔迫り合い。コの字型に並んだ机、それを囲むお客様……まるで「ナイゲン」の劇中に投げ込まれたような錯覚に陥る空間で、その場に居合わせた11人+αの「あいつら」と一緒に考えて、考えて、考え抜く2時間の謀略会議。ものすごい作品が組み上がっていく高揚感も、見えない出口を探しながら壁づたいをさまよい歩く停滞感も、ここから二ヶ月、たっぷり体感していきましょう。

本日は以上です。

後日、ライターによる詳細な稽古場レポートをお届けします。
今週末を予定しています。

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